食卓を支配する「超加工食品」の正体とは? 健康リスクと、今日からできる見分け方
便利で美味しい「超加工食品」が、実は心臓病や糖尿病などのリスクを劇的に高めている。世界的権威ある医学誌『The Lancet』が発表した論文をもとに、その危険なメカニズムと、パッケージ裏から簡単に見分ける方法を解説します。
山田悠史
2025.12.03
読者限定
スーパーマーケットやコンビニに並ぶ、色鮮やかで手軽な食品たち。袋を開ければすぐに食べられ、味も見た目にも美味しく、しかも安価だったりします。私たちの生活に欠かせない存在となったこれらの食品ですが、その多くが「超加工食品」と呼ばれるカテゴリーに属することをご存知でしょうか。
近年、この超加工食品が私たちの健康に深刻な悪影響を及ぼしているという科学的証拠が次々と明らかになっています。そして今回、医学誌『The Lancet』が、超加工食品に関する大規模な特集シリーズを組み、その健康リスクについて警鐘を鳴らしました(1)。本記事では、この最新の論文に基づき、超加工食品とは一体何なのか、具体的にどのようなリスクがあるのか、そして私たちはどう向き合えばよいのかを考えていきたいと思います。
キッチンにはない「謎の成分」が目印? 超加工食品の定義と見分け方
この記事は無料で続きを読めます
続きは、2681文字あります。
- なぜ「超加工」されると体に悪いのか?
- 心臓病やうつ病まで…データが示す深刻な健康リスク
- 私たちはどうすればいいのか?
- 参考文献
すでに登録された方はこちら
提携媒体
コラボ実績
提携媒体・コラボ実績