コンゴ民主共和国でエボラ流行、200人以上が死亡。私たちが知らない落とし穴

2026年5月17日、世界保健機関(WHO)は、アフリカ・コンゴ民主共和国の東部イトゥリ州で発生しているエボラ出血熱の流行を、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」に該当すると宣言しました。
山田悠史 2026.05.27
読者限定

アフリカ連合によれば、すでに200人以上が亡くなったとされています。隣国ウガンダではコンゴ人男性の死亡例もすでに報告されており、周辺国への波及が強く警戒される事態となっています¹。

「またエボラ?」と思った方も多いかもしれません。「エボラのワクチンはあるって聞いたけど、どうして今も流行を抑えられないんだろう?」そんな素朴な疑問を抱いた方もいるかもしれません。実は、今回のニュースを少し立ち止まって整理してみると、その「あるはずのワクチン」の話に、知っておきたい大切な落とし穴が隠れています。

そもそもエボラとは、どんな病気?

この記事は無料で続きを読めます

続きは、2820文字あります。
  • なぜ「緊急事態宣言」がそんなに重い意味を持つのか
  • エボラに対する承認済みのワクチンは?
  • 引用文献

すでに登録された方はこちら

提携媒体・コラボ実績

読者限定
ゴールを守るか、頭を守るか。W杯でも活躍するサッカー選手の「その後」が...
読者限定
SNSが広げる「合成ペプチド」ブーム。アメリカで何が起きているのか
サポートメンバー限定
自宅が「病室」になる日? 最新研究が示す「ホスピタル・アット・ホーム」...
誰でも
『健康長寿 解剖図鑑』が発売されました !老いの正体を、最新科学でひも...
サポートメンバー限定
プラスチックを「7日間」やめてみたら
読者限定
ニュースで話題の「ハンタウイルス」。私たちはどこまで心配すればいいのか...
読者限定
【解説】医療機器サプライチェーンの危機:日米が直面する「透析インフラ」...
サポートメンバー限定
「住む場所」が脳の老化を加速させる。環境と認知症の知られざる関係