身近な人間関係のストレスが、あなたの「老化」を早めているかもしれないという話
いつもあなたを振り回したり、悩ませたりする「あの人」。もしかするとそのストレスは、単なる気疲れではなく、あなたの細胞の「老化」を直接的に早めているかもしれません。今回は、逃れにくい身近な人間関係が私たちの体や寿命に与える影響と、そこから自分を守るヒントについて最新の医学研究から紐解きます。
山田悠史
2026.03.18
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日常生活の中で、「この人と会うとどっと疲れる」「いつも振り回されて嫌な思いをする」そんなふうに感じる相手はいませんか?それが家族や職場の同僚など、どうしても縁を切れない関係だと、毎日のようにストレスを抱え込んでしまいますよね。実は最近、こうした人間関係のストレスが、私たちの心身に及ぼす影響について、興味深い研究成果が報告されました。日々の診療現場でも、身近な人との関係性が患者さんの体調に直結している場面に直面することがありますが、それが細胞レベルでも証明されつつあるのです。
「自分を悩ませる人」が細胞の時計を早める?
ストレスが体に悪そうだということは、皆さんもイメージしやすいと思います。しかし、それを「生物学的な老化のスピード」という具体的な形で測定することは、これまで困難でした。近年、DNAの働き方の変化(エピジェネティクス)を調べることで、実際の年齢(暦年齢)とは異なる、体内の「生物学的な年齢」を正確に測る技術が進歩してきました。このため、こうした研究が容易になったというわけです。また、これまで、良好な人間関係が健康を守ることはよく知られていましたが、逆に「ネガティブな人間関係」がどう影響するかは十分に分かっていませんでした。
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