【解説】身近なアレルギー薬に思わぬリスク? 長期服用後の中止で激しいかゆみ、米FDAが警告

今回は、私たちにとって身近なアレルギーの薬に関する話題をお届けします。
山田悠史 2025.06.18
読者限定

花粉症やじんましんなど、アレルギー症状を抑えるために日常的にアレルギーの薬を服用している方は多いでしょう。その中でも広く使われている「セチリジン」(ジルテック™︎)や「レボセチリジン」(ザイザル™︎)を含むアレルギー治療薬について、アメリカの食品医薬品局(FDA)が2025年5月16日、重要な安全情報を発表しました。長期間にわたってこうした薬を連用した後に突然中止すると、重度の激しいかゆみが発生する可能性があるというのです。これは、処方薬だけでなく、薬局などで購入できる市販薬(OTC医薬品)も対象となる話です。

長期間の服用を中止した後に、耐え難い「かゆみ」が?

FDAの発表によると、この「かゆみ」は、セチリジンやレボセチリジンを毎日、典型的には数ヶ月から数年にわたって服用していた人が、服用を突然中止した後に報告されています。もともとアレルギー症状の一環としてかゆみがあったわけではなく、薬を飲み始める前にはかゆみがなかった患者さんでも確認されているのが特徴です。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、976文字あります。
  • 対象となる薬とFDAの対応
  • 私たちはどうすれば良い?自己判断せず専門家への相談を

すでに登録された方はこちら

提携媒体・コラボ実績

サポートメンバー限定
「注射1本で体重2割減」の時代へ。糖尿病があっても痩せられる「三重作動...
読者限定
「食事を届ける」と入院が31%減る? 米国の公的保険が試した「食は薬」...
サポートメンバー限定
「人生最初の1000日」の砂糖摂取が、70年後の認知症リスクを変える?...
読者限定
「もう打たなくていい」は本当か。最新155本の研究が示すコロナワクチン...
サポートメンバー限定
「賢いAI」だけでは医療は変わらない。AIエージェント診療1年の現実
読者限定
「アルツハイマー病の芽」が見つかっても、遅くない!15年間の追跡で見え...
サポートメンバー限定
膵臓がんに「1日1回の飲み薬」が登場。生存期間は約2倍、ただし1か月6...
読者限定
「若返り注射」は本物か? 一流医学誌が警鐘を鳴らす、アンチエイジングの...