お茶で血管病リスク11%減、ただし「熱すぎる一杯」は逆効果?

「お茶は体にいい」とよく言われますが、実際のところどうなのでしょうか。中国で約48万6000人を平均9年間追跡した大規模研究が、お茶を習慣的に飲む人は心臓や脳の血管の病気が11%少なかったと報告しました。一方で、「やけどしそうに熱い」お茶を好む人ではリスクが高いという興味深い結果も。今回はそんな研究の中身と、数字をどう受け止めるべきかを解説します。
山田悠史 2026.11.04
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48万人を追いかけた「お茶と血管」の研究

今回の研究は、中国の10地域で約51万人の成人を長期追跡している「China Kadoorie Biobank(CKB)」のデータを用いたものです。研究チームは、登録時にがんや心臓病などの大きな持病がなかった30〜79歳の48万5934人(平均51.6歳、女性59%)について、お茶を飲む頻度、種類(緑茶か紅茶か)、濃さ、そして飲むときの温度をアンケートで聞き取り、その後の心臓・脳の血管の病気との関係を調べました。

平均9.05年の追跡期間中に、1万4863人が心血管疾患、脳血管疾患(脳卒中を含む)、末梢動脈疾患といった「血管の病気」を発症しました。

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