本当は恐ろしい?「ペットボトル」に潜むリスク

ペットボトルから飲料に溶け出した「マイクロプラスチック」の健康への影響について、今わかっていることをまとめました。
山田悠史 2024.01.15
サポートメンバー限定

最近こんな記事を見かけました。

どうやらペットボトル飲料を1L飲むたびに、私たちは何十万という微細なプラスチックのかけら(これをマイクロプラスチック、中でもさらに微細なものをナノプラスチックと呼ぶ)を飲み込んでいるというのです。これでは、水を飲んでいるのか、マイクロプラスチックを飲んでいるのか分からなくなってしまいます(いや、両方飲んでいます)。

このナノプラスチック、サイズとしてはもちろん肉眼では見えず、血液を巡って脳に入り込むことができるくらいに微細なものです。

実際にこれらのプラスチックのかけらは、飲み込むと一部が腸から吸収され、血液中からも検出されることが分かっています。では、このマイクロプラスチック、私たちの体にどのような影響を及ぼすのでしょうか。ここでは、もう分かっていること、まだ分かっていないことについてまとめていきたいと思います。

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、2836文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

提携媒体・コラボ実績

サポートメンバー限定
【アルツハイマー病最前線】自己診断テストと血液検査で「精度90%」、専...
読者限定
【米政府閉鎖】トランプ氏が狙う科学界の破壊、大量解雇。日本への影響は?...
読者限定
なぜトランプ氏は「タイレノールが自閉症の原因」と発言したのか?専門家報...
読者限定
【科学の最前線】脳や胎盤からも…体内に侵入するマイクロプラスチックの脅...
サポートメンバー限定
【衝撃の結果】夏の猛暑、実はあなたの老化を「喫煙レベル」で加速させてい...
読者限定
なぜ経済界トップは辞任したのか?新浪氏報道から考える、日本と世界「大麻...
サポートメンバー限定
医師の服装、白衣はもう古い?最新研究が明かす意外な“正解”
読者限定
「先生、死にたいです」その声にどう向き合うか。NY州「尊厳ある死」へ歴...