本当は恐ろしい?「ペットボトル」に潜むリスク
ペットボトルから飲料に溶け出した「マイクロプラスチック」の健康への影響について、今わかっていることをまとめました。
山田悠史
2024.01.15
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最近こんな記事を見かけました。
どうやらペットボトル飲料を1L飲むたびに、私たちは何十万という微細なプラスチックのかけら(これをマイクロプラスチック、中でもさらに微細なものをナノプラスチックと呼ぶ)を飲み込んでいるというのです。これでは、水を飲んでいるのか、マイクロプラスチックを飲んでいるのか分からなくなってしまいます(いや、両方飲んでいます)。
このナノプラスチック、サイズとしてはもちろん肉眼では見えず、血液を巡って脳に入り込むことができるくらいに微細なものです。
実際にこれらのプラスチックのかけらは、飲み込むと一部が腸から吸収され、血液中からも検出されることが分かっています。では、このマイクロプラスチック、私たちの体にどのような影響を及ぼすのでしょうか。ここでは、もう分かっていること、まだ分かっていないことについてまとめていきたいと思います。