冬の2大感染症に朗報!夢の「同時予防ワクチン」、その実力とは?

今回は、冬の忌々しい2つの感染症を同時に防いでくれる混合ワクチンの研究結果をご紹介します。
山田悠史 2025.05.28
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毎年、冬になると猛威を振るう季節性インフルエンザ。未だ世界中で散発的な流行を起こす新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。これら2つの感染症は、特に50歳以上の人や基礎疾患を持つ人にとって、重症化や入院、時には死に至る危険性もはらんでいます。

現在、これらの感染症を予防するためには、それぞれ別のワクチンを接種する必要があります。現在、世界保健機関(WHO)やアメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、2つのワクチンの同時接種を推奨しており、これにより接種率の向上が期待されています。 しかし、その推奨にもかかわらず、両方のワクチンの接種率は必ずしも高くないのが現状です。

 もし、1回の注射でインフルエンザと新型コロナの両方に対応できるワクチンがあれば、接種を受ける人の負担が減り、より多くの人が予防接種を受けやすくなるかもしれません。そんな期待を背負って開発が進められてきたのが、新しい混合ワクチンです。

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