「スマホ習慣」が脳を救う?驚くべき意外な研究結果

今回はスマホを使う習慣と認知症リスクとの間にみられた予想外の関連を示した研究結果についてお届けします。
山田悠史 2025.04.23
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スマートフォンやパソコン、インターネットといった技術の普及に伴い、「生涯を通じたテクノロジーの利用が脳の機能を低下させるのではないか?」という「デジタル認知症仮説」と呼ばれる仮説が提唱されてきました。テクノロジーに依存することで、頭を使わなくなり、認知症リスクが高まるのではないかということが懸念されてきたのです。

テクノロジー利用が認知症リスク低下と関連

しかし、そんな懸念を覆すかもしれない研究結果が最近になり報告され、CNNなどのニュースでも報じられました。テキサス州2大学の研究チームがメタ分析という手法を用いて、テクノロジー利用と認知症リスクの関連について解析を行なった結果がNature Human Behavior誌に発表されたのです(1)。

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続きは、1664文字あります。
  • すべての「スマホ利用」に当てはまるわけではない
  • 目的を持った「適度な」デジタル活用を
  • 参考文献

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